永久脱毛状態にするには、毛穴をすべて処理する必要があるわけですが、それは並大抵のことではありません。体表に出ている毛は、毛穴全体のおよそ15%であるとされています。毛には毛周期があって、成長期と退行期、そして休止期を繰り返して生え代わっています。

体表に出ている毛は成長期と退行期の毛で、そのうち毛穴とつながっている成長期の毛だけが、レーザー照射の結果、毛根を破壊できることになります。1回のレーザー照射で処理できる毛根は、ごく一部であることがわかります。

 毛はバラバラに生え代わっていて、毛周期はだいたい2カ月から5カ月とされているため、レーザー照射はひと月からふた月おきにおこなうことが多いようです。毛周期には個人差がありますから、永久脱毛状態になるための回数も期間も異なります。9回で2年という例が多いようですが、それほどかからない人もいれば、それでは足りない人もいます。

 それでも、医療レーザー脱毛が普及したことにより、永久脱毛状態になるのはかなり容易になってきています。以前は電気針脱毛しか方法がありませんでした。

毛穴の一つ一つに電気針を刺す方法ですから、膨大な時間と手間がかかり、費用もかなり高額で、身近なものではありませんでした。退行期の毛根も処理できるため、電気針のほうがレーザーよりも効果が高いとは言われていますが、かかる時間や費用の面から、現実的な方法とは言い難い面があります。医療レーザー脱毛の方法が使えるのは、歓迎すべきことでしょう。